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最期 [看取り]

5月18日(土)。
鳴き声が聞こえたりして、 あまり眠れない。6時頃に交代する。

状態はきのうと変わらないが、痙攣が増えている。
でも、4月ほどではない。

しっぽに触れたり、お腹のあたりに寄り添いながら、横でうとうとする。

お腹が上下しているかを、ちょくちょく確認。

ああ、息をしている、イコール、生きている、なんだ。

時々短く、ぬおー、ぬおー、と鳴く。息だけの時もある。

水をシリンジであげたら、舌べろんべろんして、
手で口の中の何かを取ろうとする。ごめん、もうやらない。

心拍数112!

顔を上げて、立ち上がろうとする。
すぐにあきらめて、ふわーっと頭を横たえる。
その結果、位置が変わる。
というのを断続的に続ける。

私が横で布団に入っているのを見て、
「あ、お布団入ろうっと」という動作を一瞬して、
ふらーっとまた横たわる。

10時頃からはこれもしなくなる。

手だけよく動かす。
歩いてるつもりなのかな。
よく、最後に手を握ってくれた、顔を触ってくれた、
というのはこういうことなのか。

頭はよだれ、胸は小のにおいがするけど、
体はまだあのいいにおいがする。

腰骨のところがつきだして毛が立っている。
年とって脱水してくると、
だんだん毛が束感をもって逆立ってくるけど、ここまで痩せるとは。

遠くから見ると、薄っぺら!
ぺらっぺら!

12時に夫が起きてきた。
鼻から小さく、息が「すぴー、ぴっ」と、聞こえる。
かわいい! と笑う。

静かに息だけしているのを撫でながらごはんを食べて、
まだまだ先は長いんじゃないかと思い、
さて何か(映像コンテンツ)見ようかな、と話していたら。

突然、急に口を苦しそうにする。
ぐわんぐわんと。
防水シーツを激しく噛む。発作かな? 
4月16日の激しい発作の、ごく小さい版という感じ。
ほんの数分。

それからすぐ、
「くわー」っていう呼吸を10回ぐらい断続的にする。
この時すでに心臓の音は確認できない。
お腹も上下していないように見える。

でも「くわー」って言ってるので、まだ生きてるの?? 
何度も「茶々」「茶々」って呼び掛けてたら、
最後に二回、口を、「かっ」とあけしめした。

息をしてない。
持ち上げてもだらん。
「今起きないと埋められちゃうよー」と話しかける。
14時半ちょうどぐらい。

ああ、最後の瞬間というのは、わからないものだ。

抱っこすると軽くてぐにゃぐにゃ。
目やにをべりっと取ってあげた。
もう嫌がらない。
頬骨まわりがガリッガリでぎょっとする。

ちょうど庭で咲いていた薔薇を切ってきて、
回りに置いて写真撮影。
ひげと、 大好きな頬の毛を記念に少し切る。
その間、夫が庭の土を掘る。
この週末、掘ろうと思っていたのに、思っていたよりも早かったなあ。


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「水飲まなくなって3日」というから、
もう少しあとかと思ってた。
ふらーっと顔上げてたけど、あれは、意識ない扱いだったのかな。
だとしたら、歩けなくなって、と同時にほぼ意識なくなって18時間ぐらいか。

さいごの苦しみはほんの短い時間だった。
発作らしい発作ではなかったし。
あまり苦しまなくて良かった。

復活して1ヶ月ってのは、
ネットで読んだ例で複数あった。
自力で食べられなくなって一週間、飲めなくなって2日だったね。

5週間の合宿が終わった。

土曜日、二人ともそばにいて、
ちょっとくつろいでいたときに。
その瞬間にいれて良かった、ほんとに。
その瞬間がいつだったのかわかんないけど 笑。

そういえば今夜は満月だ。


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意識がなくなる [看取り]

5月17日(木)。
朝、トイレの外で、小をしていた。
ずれちゃったけど、頑張ったんだね。えらいね。

よれよれのさらによれよれで、
お風呂場に行こうとするが、途中で倒れてしまう。
きのうも休み休みだったけど、完全に横たわる。
なんとかお風呂場に行くが水は飲めないので、シリンジであげた。
もういいと言われたので やめた。
お風呂場の床でじっとしてる。 

今まで、 水飲める、歩けるということを目安にしてたけど、
ついに来たかという感じ。

なぜか体温を測らせてくれない。心拍数は大体同じ感じ。
舌を空中でべろんべろんした。

https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=47327&id=43710453
口が閉じて8日、水に口をつけなくなって2日目、
3日前から食べなくなったと書き込んでから1日半、
体温を下げるためにお風呂場に行くという話もあった。
そうか、だから体温を測らせてくれないのか?

そういえば、茶々はよく人間を舐めてくれる子だった。
こうなってからはずっと舐めてくれてないかな? 
一瞬復活したときに少し舐めてくれたかもな。
あと気になるのが、あくび。
チュールもなめられなくなってからは、していないと思う。
それほど口の中が気持ち悪い、痛い、のだろう。

夜中鳴いてたな。
朝も、ふとしたときに鳴く。
こんなによれよれなのに。
最初に会ったときも、よく鳴いてたもんね。

気をしっかり持とう。
茶々のしたいようにしよう。
声かけてあげよう。
鳴いたら行ってあげよう。
感謝を伝えよう。
と思いながら仕事に行く。

昼、窓際に行ってお庭を見ていたそうだ。

夜、仕事から帰ってきたら、
お風呂場で夫が茶々を洗ってた。

なにごと!?

夜ご飯作る前はカーペットにいたそうだ。
最後の力でトイレへ。
これが自力で歩いた最後。

トイレでまた外にしてしまって、そこで倒れてしまっていたらしい。
ご飯を作ってて気づかなかったとのこと。
上半身に小がついちゃったから、
急いで、お風呂場で洗ってあげているとのこと。
あああ。
最後までトイレ頑張ったんだね。えらいね。

洗面所にペットシーツ敷いて(初登場)、
濡れタオルでさらに拭いて、ドライヤーで乾かした。
素敵なマフラーがくさいのはかわいそうだもんね。

リビングに移動する。 


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顔突っ伏したり、真横になったりして寝てる。
時々顔を上げる。
短く鳴く。
なんとか歩こうとして、上半身持ち上げて、ぱたっ。

水をシリンジで口の横からあげたら、
舌べろんべろんして、手で口の中の何かを取ろうとする。
そうか、よほど痛いのだろう。
舌をべろんべろんしてたのは、そういうことだったんだ。

鼻すぴすぴしてる。
目やにが固まって気の毒。
自分でお手入れできてないからね。
目に力がない。目薬に抵抗する力もない。

体温計が壊れているのか、低すぎるのか、測れない。
測れても32.2とか。
確かに触るとかなり冷たい。32.2なのかも。
お腹だけが仄かに暖かい。心拍数130!

時折顔を上げるが、基本意識がない。
夜も6時間交代制で起きていることにする。
まず私が寝て、夫が起きている。


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水を飲めなくなってきた [看取り]

5月16日(水)。
大にチャレンジするが出ない。
小少し。
小の量はすごく減っているが、自分で定期的にしているのはすごい。


窓際でお庭を見て、遠くの部屋まで行って、お風呂場に行って、とうろうろ。
いい場所を探しているのか!? 
それとも、最後にパトロールしてるのか?

動物は最後まで生きようとするものらしい。
だから、場所を探しているのは、
死に場所ではなくて、
「安静にしたい」ということなんだって。
我々が食べろ食べろってうるさくかまうのが嫌なのかしら。

夫の膝に乗った。
これが最後のお膝になった。

うろうろにつきあってあげたかったので、仕事は遅刻…。


夜、 鼻がつまってるので目薬をする。
よだれの取れにくいのを吸ってあげようと思って吸ってみたら、
しょっぱいのと、目薬が苦いのと 笑。
こんな苦いの、よく頑張ってたね。そりゃ嫌がるよね。


体温35.5、低い。
かなりよれよれ。目に力がない。
一応顔は上げる。
飼い主座布団する元気もなさそう。
私が横になっているのを見て、
「やる気はあるんだよ」的に、「にゃー」と鳴いた。

体重なんと2.8!
事故から回復してうちに来たとき2.7だった。
心拍数144。かなり少ない。

またお風呂場に行くが、水を飲もうとしても飲めない。


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洗面所で。私のスリッパの上に乗るのが好き。


お風呂場の床で横になってしまう。

夫は摘便やデスパ、さらなる強制給仕を提案するが、自分は反対。
シリンジで水だけあげた。

舌を空中でべろんべろんするような、
なんか変なものが口に入っちゃったから取りたい、みたいな動作をした。


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水に血がまざる [看取り]

5月15日(水)。
水の中に血の小さなかたまりが! 

口の中の潰瘍が出血しているってことだ。
ブログとかで知っておいてよかった。
一応、デスパした。
小も少しだけあった。


4月16日の発作のとき、三途の川まで行ったよね、きっと。
だったら、どうして戻ってきたんだろう。
向こうにいるお兄ちゃん(多分。駅前で一緒にいた子)とか、
我々の知らないお母さんとかに、
なんて言われて戻ってきたんだろう。
「もうちょっと人間のお母さんとお父さん
(そんな言い方しないか、下僕か? 笑)
に甘えてきなよ」って言われたのかな? 
だったら、たくさんたくさんかわいいかわいいするのが一番だね。


お風呂場に何回も行って20分ぐらいじっとしてた。

飼い主座布団もする。
ほんとかわいい。かわいいかわいい。

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強制給仕 [看取り]

5月10日(金)。
体温35.7。低い。

いつもの水の前で固まってる。
近くに別の水がないか探す動作をしている。
一応飲んだが。

全体的に、水もパウチも飲み食いする量はだんだん減っている。

水が飲みたいのに飲みにくい。
食欲も一応あるのに食べにくい。ううう。
なんとかしてあげたいなあ。

チュールも買ってみた。
といっても総合栄養食と銘打たれているものだけど。
人生初チュールだよ。少し舐めた。


5月11日(土)。

昼間はひたすら寝てる。
呼吸14。少ない。

チュールも舐めない。よだれが下に垂れる。気持ち悪そう。

今まで一日一回は小をしていたのに、今日は小をしてない! 
飲む量が減ってるからだ。

ついに、強制給仕することにした。
今まで、ワックスをあげるときなど、
鼻の下に塗ってそれを舐めさせる、というやり方にしていたけど、
それでは舐められない。
舌が動かしにくいのだろう。

無理やり口あけて上あごにつけたら、
一瞬、目がきらーんとして のみこんだが、気持ち悪そう。
ぬおーんって低く4回鳴いた。


お風呂場にまた行って、洗面器で水を飲む。
バスタブ裏で固まりそうだったので、連れ帰った。
(我が家のお風呂は、バスタブをタイルの床に置く形)

1人になりたいのだろうか。
でも、飼い主座布団もするしなあ。

5月12日(日)、未明に小してた。二日ぶり。

チュールに興味があっても舌が出ない。
強制給仕のおかげか、食欲が出てきたみたいで、
いつものごはん場所によろよろと移動するが、
やはり舌が出ない。

窓際でお庭を見たり、移動はする。
強制給仕すると、足が少ししっかりする。


布団で一緒にお昼寝する。

弱ってきたら見ていられないんじゃないかと思ってたけど、
そんなことはなくて、
そんな状態でも、というかそんな状態だからこそ? 
ますますかわいい。
これは発見。

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一応、ペットシーツを買ってきた。


水飲みたくても飲めなそうだったので、
シリンジで数滴あげたら、自分で飲んだ! 
呼び水的な。

5月13日(月)、朝少し歩いて鳴いてご飯要求、 強制給仕。
鳴き声が聞こえるとうれしい。

強制給仕のとき見えるのだが、
右の牙の回り(上顎側)が赤い。
もとから懸案の左は、 赤くない。こっちは唇側がひどいんだろう。

体温37.4。強制給仕すると体温上がる。

鳴く=食欲があると判断して、鳴いたときにあげることにする。
1日で5回ぐらい。量としてはすごく少ない。

飲み込めなくなる日が来るんだろうか。
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本やブログ [看取り]

参考になるかなと思って、『チロ愛死』以外にも、
いくつか本やブログを読んだ。

●大島弓子の『グーグーだって猫である』。

すでに読んだことはあったけど、
看取りの経過として再度読み返す。

茶々丸は、性格的にグーグーに似ていると思うので、
最後も似る、かな??

お水の前で「飲めないよー」って動けなくなってたとか、
ああ、そうだろうな、としみじみ。

●横森里香『ファナという猫』。

文章が攻撃的だし、他の猫を悪く言うので疲れたが、
猫が心配で心配でたまらないというのは、共感する。
なんと、登場する元夫というのは白川道なのだそうだ。

興味本位で近況を検索したら、
後半登場する彼氏と結婚したっぽい。
今も猫を飼っていて、ファナのときに半狂乱になったけど、今は慣れたとのこと。へ~~。

●ブログいろいろ

「猫 最期」で検索すると、ガイド的なものがヒットするけど、
そういう一般論じゃなくて、個別の話が知りたかった。
画像検索して、素人のブログっぽいかどうかを判断して、読んだ。

動けなくなって、食べなくなって、飲まなくなって…、
それらから最後が何日後かが知りたくなってしまう。
(どうしても「予定」や「見通し」にこだわってしまう自分)

3日の子もいれば、一週間の子もいる。
朝食べてたのに突然っていう子もいる。

がりっがりになるのが多いけど、
それほどでもない子もいる。

大体、意識なくなったり呼吸が荒くなってから
半日から1日、2日ってところかなあ。

口の潰瘍から出血することがあるらしい。

お水は最後まであげてもいいみたい。

飼い主がふと目をはなした(トイレとか)すきにっていうのがけっこうある。

いろいろなんだなあ。

https://realtribe.blogspot.com/2017/09/26.html

https://boochin.exblog.jp/14229207/

https://blog.goo.ne.jp/sabanako/e/53116421973cf3c27cadb73b34b7df48

https://ameblo.jp/ganbarumei/entry-10494943497.html

http://tantotempo.blog11.fc2.com/blog-entry-654.html

https://nijino-ehon.blog.so-net.ne.jp/2012-09-08-1

http://www6.speednet.ne.jp/nekojarasi/hpdeta/newpage32.html


●加藤由子『猫とさいごの日まで幸せに暮らす』

これはとても良い本だった。
老齢になった猫との暮らし方については、
自分たちのやり方は正しかったな、
と確認するのがほとんどだったけど(えへん)、
看取りについて、
「猫の一生を担った人は猫を幸せにした人」という言葉が、
私の考え方を変えた。
というか救ってくれた。

いなくなってしまうことがさみしい、つらい、悲しいとばかり思っていたけど、
最後をちゃんと看取るってことは、
猫を幸せにするってことなんだ。
だったら、それは誇りに思っていいことなんだ。
この道のりは、悲しいことじゃなくて、幸せなことなんだ。

そう思えたのは、大きな変化だった。


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低空飛行のさらに低空飛行 [看取り]

5月7日(火)の連休明けから、また夜の交代制をやめ、仕事に行く。

カリカリは食べなくなって、パウチを少し舐めるだけ。
小は一日一回。一応、水も飲んでいるが量は減っている。
体温は、36.8。低いよね。


夜、 喉撫でろと甘える。かわいい。
顔はしっかりしている。
目薬したら怒ってケージ入った(笑)。

遠くの部屋にいたら、「おい、どこじゃ」って鳴いた。
かわいいかわいい。


5月8日(水)、なんと、大をした! 一つだけ出た! 
9日ぶり! チャレンジするのは1週間ぶり。すごい! 
(これが最後の「大」になった)

かわいいかわいい。かわいいから見ていたい。
仕事から帰ってきたら、夫に飼い主座布団してた。
かわいい。かわいいかわいい。


私が(久々にランチで外食して食べ過ぎたので)
気持ち悪くてゲーゲー言ってたら、茶々も吐いた!
4月29日以来かな。
しこ踏むみたいな姿勢だった。


アラーキーの『チロ愛死』を買った。
『愛しのチロ』は持っているけど、
『チロ愛死』はかわいそうすぎて読めなかった。
でも、今なら読める。

どんどん痩せていって、よれよれになって。
でもかわいいね。全然かわいい。
今なら読める。
具合悪くなってから3ヶ月ぐらいだから、けっこう長いね。

夫が、「チロは火葬したんだね」と言う。
「えっ、火葬しないの?」
「しないでしょ、庭に土葬でしょ。」(注:マンションだが一階なので庭がある)
「え、でも、引っ越したら会いに来れないよ?」
「いやいや、そこにはいないんだよ。」
「じゃあくいちゃん(小桜インコ)を埋めた公園に時々行くのはなんなのよ。」
うーん(笑)。
儀式って、どうでもいいと言えばどうでもいいし、
大事だと言えば大事だ。

茶々には「まだまだ先の話だからね!」と何度も言っておいた。
ネットで調べると、土に戻すのが本来で良い、
という考え方の人がけっこういる。そうかー。


よだれで鼻ちょうちんができてる。
かなりだるそう。心拍152、体温36.3。


深夜、急に鳴いて歩き出すから何かと思ったら、
お風呂場で洗面器の水を飲み、床も舐めようとした。
ああ、そうか、水が飲みにくくて、違う場所ならって思ってるんだ! 

そういえば、数ヶ月前にも、お風呂場に入りたがってた!
あああ、あのとき、すでに水が飲みにくかったんだ!

近所でごはんをもらっていた半野良の子が、
最後よれよれになってから、
今まで行かないようなところまで行ってたことがあったけど、
あれもこういうことだったのか。

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洗面所に、いつもの水入れを持って行くと、
違う水だとだまされて飲んでくれる(笑)。かわいい。
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低空飛行 [看取り]

5月2日(木)から、低空飛行で安定してきた。

パウチは新しいものを出すと食べる。
水も飲んでるらしく、けっこう減ってる。
小もする。布団に入ってくる。かわいい。

顔はしっかりしているし、足取りもまあまあ。
でも皮膚はヤバい感じ。
全身から、口のなかのにおいがする。
(湯タンポについたよだれのにおいと判明、全身はやや酸っぱい)

茶々が食べたければ食べさせる、
飲みたければ飲ませる、
好きなようにしてもらう。
茶々はマイペースな子だもの。
お世話させてくれてありがとう。


連休明けからの仕事、この状態なら行くけど、
寝たきりだとしたら…悩む。
意識なかったらもちろん行かない。
激しい発作ももちろん行かない。


飼い主が悲しまないように、
その瞬間を見せないようにする子もいるんだって。
それは飼い主側の考えた慰めなのかもしれないけど、救いになるね。

よく、「腕のなかでいったので悔いはありません」とか言うけど、
じゃあそれが出来ないとダメなのかってなっちゃう。
誰だって、大なり小なり悔いはあるはず。
つらさ悲しさはとてつもない。
それを、「~だから悔いはない」って言葉で慰めようとしているのだろうが、
ちょっと反応しちゃう。


口用じゃない体温計で測ってみたら37.2度だった。
前の体温計で同じ場所で35.1。
二度も違うことが今頃判明。
でも、平熱は38度とか39度とかいうから、けっこう低い。

よだれがかなりひどくなってきた。4月16日頃ぐらい。
鼻もつまってきて、すぴすぴ言ってる。
病院に聞いたら、いつも使ってる目薬でいいとのことなので、目と鼻にさした。

呼吸が一分間に16しかない(24~48が普通らしい)が、
前からこんなだったかもしれない。


もう、付き合うしかない。最後まで。

どこかで、「ドタキャンして迷惑がられる」「仕事休んで迷惑がられる」
「猫ごときでと思われる」「大変さを誰も理解してくれない」
と人目を気にしているのかも。

さらに、そうした予定が立てられないことだけじゃなくて、
活動的に動けないことで自分の価値(他人から見て)が下がると感じてしまうのかも。
世間の中に自分がいて、 自分に茶々が付属しているイメージ。

でもそんなのくだらない。
これは茶々の命で、茶々と私の世界だ。
世間は全く関係ない。
ドタキャンして、やっぱり生きてて、を、繰り返したっていいじゃないか。
1日でも長くいっしょにいたいのだから。

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ふたたび、痙攣 [看取り]

4月29日(月)。

口をくちゅくちゅしているので、歯磨きとデスパをしたが、
ご飯を吐いてしまった。
唇の裏も炎症になってることに気付いた。

そのあと小。小は補液してもらった直後以外は、従来通り1日1回。
しばらくして大も出た。スムーズ。

雨が降りそうになってきた。

夕方からずっと寝ている。
だんだん、オススメしても食べないし、
ほとんど飲まなくなった。 
すごく口を気にしている。

心配してまた持っていかれそうになる。分離不安。
すべては神の領域なのに、覚悟は全くできていない。
元気っぽく見えると嬉しくて、すぐ、そっちに順応してしまっていた。

またも急に来たのだ。

再び覚悟を決めて、夜も6時間ごとに交代で見ることにした。

5月1日(火)。
体温は、寝ている足にはさんで34.9。
(あとでわかった誤差を足しても36.9。けっこう低い)

足ふらふらだし、頭が下がりがち。
でも、時々起きて、鳴いたり、のびをしたりする。

ごはんを食べようと台所に行って、
便秘用のカリカリを手にのせると、
においは嗅ぐが食べない。

その時触れた鼻が乾燥していた! 
こんなパッサパサの鼻ははじめてだ!!
脱水してるんだ。
悲しくて泣いてしまう。
脱水してるってことだ。

パウチをあげたら少し舐めた。


猫を看取るのって大変なことだ。
さみしい、怖い、なんとかしてあげたい、というつらさ。
どこまで治療するか、延命するか、判断は正しいか、何かいけなかったか、という迷い。
仕事どうする、眠い、どこまで尽くせるか、という自分への問。

でもいろんなことを感じる。
命の不思議さ、偶然の不可思議さ。
一生懸命生きようとする健気さ。
茶々のおおらかさ、かわいさ、尊さ。
これまでの思い出、絆の強さ、信頼感。

特に、一度「今日明日の命」と言われてから回復した、
このボーナストラック期間は、
ポテチ食べようとしたり、もりもり元気になったり、すごかわいかったなあ。

もちろん、今も何してもかわいい。すべてがかわいい。
私たちより先にいってしまっても、それも、かわいい。
と思えると思う。

飼い主座布団をした。 
じーっと 目を見られた。

体温は、寝ている足で35.17。もはや拒否しない。

心拍170ぐらい。普通は180ぐらいだそうだ。
ちなみに、心臓の位置はなかなかわかりにくい。
左側の胸をごそごそまさぐる。
箱座り(香箱座り)してもらうとわかりやすいんだけど、
具合悪いのに強いるのもなかなかつらいので、たまたまその恰好のときを狙う。


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私がすぐ今後の見通しを立てたがるのは、
今を生きていないからだ。
過去を物語にしようとするのも同じことだ。

そういうの、人間生活に必要なことだけど、
「今」から目をそらすのはもったいない、おかしい、むなしい。

茶々は、今を生きている。
今つらい、今食べたい、今鳴きたい、今寝たい。


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今後の方針 [看取り]

人気取りのために設定したものの大不評の十連休。
出かける予定もあったけど、
高齢猫のことを考えて、予約とか必要ない予定ばかりにしていた。
正解だった。
猫をずっと見ていられることになった。良かった。

夜、一緒に寝た。
痙攣してない!
前より少し重いかも? 
背骨のゴリゴリが緩和されてる。
またこんな日が来るとは思わなかった!

庭仕事してるとみつけて鳴く。
膝に乗って喉を鳴らす。
かわいいかわいい。

カリカリ、手からはけっこう食べるが自分だとこぼしがち。
食べる量は、ペースダウンしている。
口をくちゅくちゅしているし。

これからどうなる? いつまで続くんだろう? 
一週間? 1ヶ月? 半年? 

あと、これから治療とか延命とかをするかどうか。

皮下補液は、4月15日の夜にたくさんやっても、
翌日発作を起こしたから、意味がないんじゃないか。

点滴はあんな発作を起こしたってことは、
多分、狭いケージに入れられて、管入れられてるのが嫌だったんだろう。
(最初は長いこと入院してたのにね)
そういえば、一度、旅行に行くときに病院併設のペットホテルに預けたら、
下痢したことがあった。便秘症なのに。
(注:そういうことがあったので、その後、短期旅行はシッターさんに来てもらい、
長期旅行は親戚の家に預けるようにした)

というわけで、点滴も、やらない。


腎臓の数値はもはや測っても意味ない。
予防的な意味はあったけど、
来るときは一気に来るとわかった。

そもそも病院に連れて行くのが、ストレスになる。

となると、摘便ぐらいか。
あと、吐き気止めの注射。

ということは、もうあとは推移を見守るしかない、ということだ。

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